恩田陸 - 六月の夜と昼のあわいに
「最近の」恩田陸らしい作品。
![六月の夜と昼のあわいに 六月の夜と昼のあわいに](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51ZxlPy1UDL._SL160_.jpg)
- 作者: 恩田陸,杉本秀太郎
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2009/06/19
- メディア: 単行本
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- 短編集。
- 詩と挿絵は素晴らしい。
恩田陸の作品は、「ねじの回転」のような一部の例外を除いて、よくわかんないくらい不思議がらせといてフォローせずに放り投げる、というものが多い。
大体もやもや感が残る。だがそれがいい。
本作の短編たちも、大体そんな感じ。
- 「恋はみずいろ」
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ポール・モーリアは僕も好きだった。
亡くなったと知ったとき、ちょっと泣いた。
- 「約束の地」
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最後のページでやっと誰のことかわかった。
「われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか」
- 「夜を遡る」
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田舎に生まれたかった。