貴志 祐介 - 青の炎

読了。2009/05/09〜2009/05/11

青の炎 (角川文庫)

青の炎 (角川文庫)

  • 犯人視点のを倒叙ミステリーといふらしい。
  • やや後味悪し。それもまた一興。

徐々に追い詰められてゆく心情の遷移が、文学作品に関する捉え方の変化となって現れる。高校の国語で読んだ「こころ」や「山月記」など懐かしい。
一度点いた怒りの青い炎は、自分自身をも燃やし尽くすまで消えはしない。恐ろしい。