上橋菜穂子 - 神の守り人

読み終わり。

神の守り人〈上〉来訪編 (新潮文庫)

神の守り人〈上〉来訪編 (新潮文庫)

神の守り人〈下〉帰還編 (新潮文庫)

神の守り人〈下〉帰還編 (新潮文庫)

面白いんだけど、やけに呆気無い幕切れだった。うーん。
一作目や二作目のクライマックスに比べると盛り上がりに欠ける。
それでも途中のセリフなんかは胸に響くものがあった。
バルサの養父ジグロ曰く、

「人に槍をむけたとき、おまえは、自分の魂にも槍をむけているのだ。」

このシリーズは文庫しか読んでないが、一番好きなのは二作目。

闇の守り人 (新潮文庫)

闇の守り人 (新潮文庫)

人に言えぬ苦しみ、憎しみを背負ったジグロとバルサの心の葛藤が書かれている。